礼金は賃貸物件のオーナーに対して謝礼の意味で支払うものですので、解約時に戻ってくることはありません。
一般的には家賃の1〜2ヶ月分程度が相場となっていますが、値下げの一環として礼金不要としている物件も最近では増えてきました。

 

敷金の使われ方についてご理解されていない方が多いですが、国のガイドラインでしっかりと定められています。
どこまでが原状回復として敷金が使われるかを、一度確認しておくようにしましょう。
賃貸契約をする時に敷金を支払いますが、これはオーナーや管理会社に保証金としての一時預かり金となります。
家賃の滞納が続いたてしまった場合、敷金から補填され、本来は解約後は全額が返ってくるお金ですが、一般的には原状回復の資金として使用されます。 今の日本には分譲で売り出される物件よりも賃貸物件の方が圧倒的に多くなっています。
それだけ賃貸の需要が多いということもあり、人気のエリアの賃貸物件はすぐに埋まってしまうので早めに動く必要があります。



<お役立ちメニュー>礼金も大切ですが敷金の使われ方にも注意しようブログ:10月17日

「今日の午後ライス、何がいい?」
ミーはお父さんに尋ねた。

「テキが食べたいのぅ」
テキというのはビーフステーキのことだ。
昔はビフテキと言っていた。
お父さんはそれをさらに短くテキと呼んでいたのだ。

魚釣りが趣味の85歳のお父さんだから、
焼き魚とか、煮物とかを想像していた。

「ビフテキかぁ、うふふふ」
ミーは意表を突かれて、笑いがこみ上げてきた。

お父さんは入院していた。しかも末期癌。
身体中には特有の疼痛を抱え、
痛み止めも欠かせなかった。

根治することはもはや不可能で、
治療はもっぱら痛みをとることと、
延命を秤にかけるような綱渡り状態だった。

体力的にも
ある種の小康状態でいられる最後の段階だろうと言う。

主治医と相談して
思い切って自宅へ3日間の外泊を決めた。
その24時間目に食べたいと言ったのがビフテキだった。

上等の牛肉を張り込んで2枚買ってきた。
満足そうに食べるお父さんの顔を見ていると、
思い切って帰ってよかったと心から思った。

そして、自宅療養最後の日…
お父さんが自宅で過ごす最後かもしれないという
厳しい現実には気づかぬふりをして、
ミーは尋ねた。

「今日は、何食べる?」
「お惣菜屋のコロッケがええのう。
アレならゴミも出んし、片付けもいらんしなぁ」

自宅で最後になるかもしれない食べる事に選んだのが、
お惣菜屋のコロッケ…

疼痛にいつ襲われるかわからないお父さんを
車で2時間かけて
病院まで送り届けなければならないという大仕事を控えている
娘を思うお父さんの選択だった。

お父さんは最期までミーを思い、気遣い、
お父さんとしてミーを甘やかしてくれるというのだった。

ミーはこみ上げてくる何かをこらえるのに
これほど苦労したことはなかった。